気まぐれ読書感想文

読んだ本を簡単にメモ

岳飛伝を今年の楽しみに

一昨年の暮れあたりからだったか、水滸伝・楊令伝と読み進めてきたシリーズも、いよいよ岳飛伝まで到達しました。

長い物語ですが、重厚なばかりでなく、ときにくすっと(ゲラゲラと?)笑ってしまう面白さも魅力だと思います。

 

 『水滸伝 文庫版 全19巻+読本 完結BOXセット (集英社文庫)

 

「替天行道」の志を胸に、宋に抗う男たちの物語はとても大きく、また人物も多く、なかなか把握しきれない部分もたくさんあるのですが、とても興味深く読み進めました。

特に塩の道によって資金を得ること、武力でぶつかるだけでないこと、戦い方がそれぞれであるのに梁山泊全体が一つにまとまっていくことに面白さを感じました。

 

楊令伝 一 玄旗の章 (集英社文庫)

楊令伝 一 玄旗の章 (集英社文庫)

 

 『集英社文庫 『楊令伝』 完結セット

 

敗北から3年。散り散りになった仲間たちが再び集まる様子に、志が消えていないことへの力強さのようなものを感じながら読みました。

楊令の頭領としての振る舞いはときに痛々しく思いました。

また、死を恐れないどころか進んで死に向かう人たちを相手に戦う場面は怖くなりました。

一番印象に残っているのは、童貫戦死の場面です。敵将に対する敬意を感じる名場面だと思います。

 

岳飛伝 一 三霊の章 (集英社文庫)

岳飛伝 一 三霊の章 (集英社文庫)

 

まだまだ序盤の岳飛伝。(私は文庫版で読んでいるため、完結しているとは言え2巻までしか読んでいません)

今まで読み進めてきた読み方とは少し異なり、国家とは何か、国のあり方、姿はどのようなものかを考えながら読み進めています。

梁山泊の世代交代が進む寂しさはありますが、新しい人達の活躍が楽しみです。